中小企業の魅力

富山のものづくり

始まりは、くすりから。

 富山のものづくりのルーツは、300年以上の歴史と伝統を誇る売薬業 です。その始まりは、元禄3年(1690年)、江戸城で腹の痛みに襲われた三春藩の藩主・秋田輝季(あきたてるすえ)に、そこに居合わせた富山藩2代藩主・前田正甫(まえだまさとし)が妙薬「反魂丹」を飲ませたと ころ、たちまち回復したというエピソードに由来しています。その後、前田正甫(まえだまさとし)公は革新 的な政策「他領商売勝手」により、藩の外で自由に薬の行商販売を行うことを積極的に進め ました。この政策や、預けた薬のうち使用した分の代金だけを後から請求する「先用後利」 の商法などによって富山の薬の知名度が高まった後も、歴代藩主によって「反魂丹役所」の 設置や薬草研究など富山のくすりが守り育てられていきました。
 明治時代には、売薬業者の資本によって銀行や信用金庫、電力会社な どが設立されたほか、教育やIT産業などの発展にも貢献したといわれています。そして 昭和の終戦後、売薬業は医薬品のみならず、印刷関係からは印刷紙器やパッケージ産業、 容器からはアルミ缶やプラスチック容器製造業など、新たな産業を次々に生み出し、発展 させていきました。

世界に羽ばたく、日本海側屈指の工業集積県。

 売薬業者の資金力によって設立された電力会社、そして戦国時代や明 治時代に行われた治水事業。先人たちが残してくれた財産によって、富山は豊かな水と安 くて安定した電力に恵まれました。さらに、その財産を活かして、富山は電気や機械、医 薬品などさまざまな業種が発展する、日本海側屈指の工業集積県となりました。現在は、 製造業を基幹産業として、就業人口の第二次産業のウエイトは33.4%と、全国トップを誇 っています。
 平成18~21年度に経済産業省が独自の高い技術を持つ中小企業を選定 する「高度なものづくり技術を持つ企業(元気なモノ作り中小企業300社)」では、富山県 からは29社が選定されました。
 そして、富山県では、平成22年に県内の産業や文化の発展を支えてき た“ものづくり”を継承、発展させていくため、「富山県ものづくり大賞」を創 設。高度な技術開発により、ものづくり産業の活性化に貢献した企業を表彰しています。 平成22年度には4社、平成23・24年度はそれぞれ3社ずつが選ばれました。
 このように国内外でトップシェアを誇る企業や優れた技術や製品を持 った企業も多く存在しています。また、医薬バイオ、ロボット、航空機、次世代自動車な どの新たな成長産業への挑戦も行われています。
 ますます盛んになる、富山のものづくり。現在は、製造業を中心にグ ローバル化が進んでいます。海外に事業所がある、もしくは海外と直接取引があるという 県内企業も、もはや珍しいことではなくなりました。高度な技術力から生まれる県内企業 独自の製品の数々は今、世界各国から求められているのです。

中小企業で高まる就職の成功率。

 平成27年3月卒業予定の大卒の求人倍率※の調査によると、従業員数1, 000人以上の企業の求人倍率0.73倍に対し、従業員数300人未満の企業の求人倍率は、4.52 倍となっています。
 つまり、中小企業に視野を広げれば、より自分を最大限に活かせる企業を選ぶことができます。
 オンリーワンの技術や高いシェアを誇る優良な中小企業を探してみませんか。
※求人倍率=求人総数÷民間企業就職希望者数

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